PRECISION3が発売されたね。
前回の「2」と比べてバージョンアップしているのかな?
任せて!
4iiiiのパワーメーターを愛用している僕が、新型のPRECISION3について紹介していくね。
初心者からガチ勢まで満足させてくれる、4iiiiパワーメーターのPRECISION
2022年にバージョンアップされた「PRECISION3」が発売になりました。
本記事では実際に「PRECISION2」を使用している私が、旧モデル(2)と新モデル(3)を比較して徹底解説していきます。
どうぞ最後までご覧ください。
4iiiiのPRECISIONについて
4iiiiは、カナダのアルバータ州に本社を構えるパワーメーターのブランドになります。
2019年より日本でも販売されサイクリストから注目を集めました。
出力値の精度が±1%でありエラーも少なく機能面でも優秀なPRECISION
クランク式パワーメーターをリリースしているブランドの中で、防水・防塵性を備えた歪みセンサーはトップクラスの精度を誇ります。
しかも、わずか10gほどの軽量な本体
機能面も素晴らしいのですが、一番の魅力は何といっても価格です。
一般的に10万円はするパワーメーターですが、私はPRECISION2をWiggleで3万円ほどで購入できました。
プロチームでも使用され、この金額で販売している4iiiiのPRECISIONは、コスパ最強のパワーメーターと称しても過言ではないでしょう。
新型4iiiiのPRECISION3をレビュー!
新型のPRECISION3をレビューしていきます。
私は旧型のPRECISION2を使用しているので、バージョンアップしてより魅力的になった部分を紹介していきます。
PRECISION3のレビュー①:厚みがシャープに
PRECISION3にバージョンアップした一番の魅力が、厚みがシャープになったことです。
何とPRECISION2で8.2㎜あった厚さが5.5㎜と、何と2.7㎜も薄型化に進化しています。
2.7mmも薄くなるとチェンーステーとパワーメーターのクリアランスは、15.7mmとなります。
私のGiant(TCR Advanced2)は大丈夫でしたが、旧型のPRECISION2では干渉するフレームがいくつかネットで報告されていました。
しかしPRECISION3の15.7mmあれば、現在販売されているほぼ全てのフレームにつける事が可能です。
PRECISION3のレビュー②:稼働時間が8倍
PRECISION3では、800 時間も稼働します。
旧モデルが100時間だったので、今回のバージョンアップにより何と8倍になりました。
電池は変わらずCR2032が1枚のみとなるのですが、見た目もスリムになったのに8倍とは…正直なところ半信半疑です(笑)
にしても、旧型よりかは確実に稼働時間は長くなっているでしょう。
ちなみに他のメーカーと比べてもPRECISION3の稼働時間はトップクラスです。
- SHIMANO FC-R9100-P: 300時間
- Stages Power: 200時間
- Garmin Vector3: 120時間
- ASSIOMA: 50時間
800時間も稼働すれば、世界中のどんなブルべでも電池交換せずにクリアできますね!
PRECISION3のレビュー③:インジケーターライト搭載
出典:公式サイト
PRECISION3から本体にインジケーターライトが搭載されました。
インジケーターライトは、パワーメーターの電池の残量を表しています。
旧型のPRECISION2でも、サイコン側に通知がくる設定になっていたので大幅なバージョンアップではないのですが、本体からも確認できるのは便利ですね。
PRECISION3のレビュー④:価格
PRECISION3は、2022年4月現在PBK
発売されたばかりなので取り扱いのサイトが少ないですが、時間が経てばWiggleやCRCでも販売されてくるでしょう。
また、PRECISION3の価格についてですがPBKでR8000(ULTEGRA)が約51,000円、R7000(105)で約45,000円となっています。
他社のパワーメータよりかは安くなっているのですが、旧モデルと比較すると10,000円ほど高くなっています。
料金は都度変わってくるので、「今いくら?」か気になる人はこちらからチェックしてみて下さい。
旧モデル(PRECISION2)との比較表
新モデルPRECISION3と旧モデルのPRECISION2との比較表を作ってみました。
パッと一覧で確認できるようになっているので、良かったら参考にしてください。
PRECISION3 | PRECISION2 | |
稼働時間 | 800時間 | 100時間 |
重量 | 9 g | 9 g |
精度 | ±1% | ±1% |
ユニット最大厚 | 5.5mm | 8.2mm |
通信規格 | ANT+, Bluetooth | ANT+, Bluetooth |
防水規格 | IPX7 | IPX7, IPX5 |
動作温度 | 0-50℃ | 0-50℃ |
ケイデンス範囲 | 30-150rpm | 30-150rpm |
パワー範囲 | 0-4000W | 0-4000W |
購入サイト | PBK |
基本的にはバージョンアップしているのですが、防水規格のみIPX5ではなくなり退化しています。
自転車にとって適した防水規格はIPX4・IPX5・IPX6となり、IPX7はあまり適しません。
よって、雨の日のライドは少し心配ですね。
とはいえ、プロチームも使用している4iiiiのパワーメーターなので、少しの雨で壊れてしまうようなアイテムではないと思っています。
まとめ:現状は様子見と判断
出典:公式サイト
今回は、4iiiiから新たに発売されたPRECISION3についてレビューと旧モデルとの比較を紹介しました。
私は旧モデルのPRECISION2を使用していることもあり、PRECISION3の購入は見送りました。
PRECISION2のレビューはこちらで詳しく書いています。良かったら合わせてご覧ください。
>>【コスパ最強】4iiiiのパワーメーターをインプレ!ガーミンのEdge530・130との相性やネット上の口コミや評判について徹底解説!
よくある「新型になって何が変わったの?」ってアイテムが沢山存在しますが、PRECISION3には着実にバージョンアップしています。
まだ出始めなので値下げは大きくありませんが、他メーカーのパワーメーターと比べると明らかに安いので購入して損はないアイテムと言えるでしょう。
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