OPENRUNのレビュー
PROとMOVEとの比較
メリット・デメリット
おすすめする人・しない人
骨伝導イヤホンとして有名なShokzのOPENRUN。
いくつかグレードがある中で本記事でレビューするのは、スタンダードモデルです。
実際に購入した商品となり、PR案件やShokzから商品提供を受けていないので、良い部分も悪い部分も忖度抜きで紹介します。
OPENRUNの購入を考えている人は、良かったら参考にしてみて下さいね。
ShokzのOPENRUNをレビュー!
早速ですが、ShokzのOPENRUNのレビューをしていきます。
中に入っていた物は下記の通りです。
- ヘッドホン本体
- ケース
- マグネット充電ケーブル 1本
- ユーザーガイド
- 保証書(2年保証)
レビュー①:フォルム
まずは、フォルムから見ていきましょう。
ShokzのOPENRUNは数千円で売っているイヤホンではないので、外箱からエレガントさが漂っています。
ShokzのOPENRUNの本体です。
骨伝導イヤホンなので、一般的なイヤホンとは違った形状をしています。
骨に振動を伝える四角の部分がアーチを描き、耳の後方に位置する本体とつながり、首の後方でぐるっと一周するような構造となっています。
新しく進化を遂げたOPENRUNは、フルチタンの材料で作られているので手触りはサラッとし、テカテカ光るツヤがなく高級感を感じることができます。
充電は磁気誘導タイプとなり、充電ポートへ従来のUSB-Cタイプよりも半自動的にくっつくので煩わしさが一切ありません。
実際に充電しています。
一般的なガジェットの充電と同じで赤色が充電中、青色に変わると完了のサインとなります。
レビュー②:スペック
ShokzのOPENRUNのスペックを紹介していきます。
駆動時間や防水規格に関しては、次の章(OPENRUN PRO・OPENMOVEとの比較)をご覧ください。
こちらでは、実際の大きさを取り上げていきます。
骨伝導イヤホンの特殊な形状なので、コンパクトではありません。
クレジットカードよりも遥かに大きく、手のひらにギリギリ乗るサイズ感です。
収納にスペースを取ってしまうのは、デメリットの部分かなと感じました。
しかし、大きさとは逆に重さは26gで実際に持ってみると、想像以上の軽さです。
実際に装着すると、眼鏡をかける感覚と似ており、重さをほとんど感じることはありません。
レビュー③:使用感
ShokzのOPENRUNの使用感を紹介します。
ランニングでも使用するのですが、私はロードバイクにも乗ります。
ロードバイクはランニングと違って、ヘルメット・サングラスと顔面部分に装着するアイテムが多いのですが……
OPENRUNをつけても、全く邪魔にならず干渉しません!
他の人のレビューでも問題ないと書かれてはいたのですが、実際に装着するまでは不安でした。
また、私が購入したOPENRUNはPROモデルではありません。
スペック上では、低音がPROより劣るのは事前に把握しており、購入前に店舗にて実際に両者を聴き比べもしました。
PROの方が低音がしっかり響くと言われたら「そうかもなぁ」と感じるくらいのレベル。
ぶっちゃけ58型と60型のテレビのサイズくらいの感覚で、比べると違いが分かる程度です。
分かりにくくてスミマセン。(笑)
OPENRUNの音質で私は普通に満足できています。
カナル型のイヤホンより聞き取りやすさは劣りますが、環境音もしっかりと聞き取れます。
安心してサイクリングやランニングできるので、まさにスポーツ向きのイヤホンといっても過言ではありません。
レビュー④:総評
OPENRUNのレビューをまとめます!
結論から申し上げますと、スポーツでのイヤホンには骨伝導のOPENRUNをおすすめします。
ランニングやサイクリングをしながらでも、しっかりと周りの環境音も聞き取れ、骨を振動させて伝わる音はラジオの会話も鮮明に聞き取れます。
重点音がしっかり響く最高級の音質ではありませんが、私はスポーツの最中に必要以上の音質は求めないので問題ありません。
そうでなくても、音は普通にシャープで綺麗ですよ。(笑)
また、耳にかけると邪魔になりそうな形状に装着するまでは不安でしたが、全く違和感を感じることなく音を楽しめます。
しかも、長時間の装着でも耳が痛くならないのは嬉しい誤算でした。
決して、PRや企業案件などのメーカーの回し者ではありませんが、買ってよかったといえるイヤホンです。(笑)
長期で愛用していくでしょう。
OPENRUN PRO・OPENMOVEとの比較
私はOPENRUNを最終的に買ったのですが、グレードの高いPROにするか1個前のOPENMOVEにするか非常に迷いました。
同じ様に悩んでいる人に比較表を置いておきます。
良かったら参考にしてみて下さい。
早見表
製品 | OPENRUN PRO | OPENRUN | OPENMOVE |
重量 | 29 g | 26 g | 29 g |
材料 | フルチタン | フルチタン | ヘッドバンドチタン |
駆動時間 | 10時間 | 8時間 | 6時間 |
充電時間 | 1時間 | 1.5時間 | 2時間 |
防水&防塵規格 | IP55防水 | IP67防水 | IP55防水 |
発売時期 | 2022年 | 2022年 | 2020年 |
ブルートゥースバージョン | V5.1 | V5.1 | V5.1 |
最大駆動時間 | 最大10日 | 最大10日 | 最大10日 |
充電ポート | 磁気誘導 | 磁気誘導 | USB-C |
オープン価格 | 23,880円 | 16,880円 | 9,999円 |
最安値 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
私はロードバイクに乗っているので、よくロングライドにも出かけます。
1日中走ることもあるので、駆動時間の部分でPROにするか非常に頭を悩ませました。
しかし、PROにするとおよそ7,000円高くなってしまいます。
駆動時間がプラス2時間で7,000円と考えると、私はOPENRUNで十分と判断しました。
サイクリング中ずっとイヤホンを稼働するわけではないし、他の機能性での違いはないので7,000円追加で払うには値しないかなと。
それに、OPENRUNの方が僅かではありますが、3g軽いのも決め手の1つになりました。
近くの店舗で音質の違いも確認したのですが、ぶっちゃけ大差を感じませんでした。
言われてみれば、PROの方が低音がしっかりと響く感じがするくらい……
そもそも音質にこだわる場合、骨伝導イヤホンにするかどうかを選ぶところから見直した方が良いでしょう。
Shokz OPENRUNのネット上の口コミ・評判
この章では、Shokz OPENRUNのネット上の口コミや評判を紹介していきます。
私のレビューだけでなく、もっと多くの人のレビューを知りたいですよね。
そこで実際に私が購入する時に参考になった口コミや評判をピックアップしてみました。
これから、OPENRUNの購入を考えている人、良かったら参考にしてみてくださいね。
OPENRUNの悪い口コミ・評判
まずは、OPENRUNの悪い口コミや評判から見ていきましょう。
評価: 2.0音的にはそんなに完璧を求めていないので自分としては満足.
以前のに比べ低音が改善されたとのことだが、よくわからず.
今回のは、Bluetooth接続は1箇所のみで少しがっかりした.
評価: 2.5低音がしっかり聞こえ、音質はとてもよい。耳が痛くならないのでずっと聞いてられる。この辺りはインナーイヤホンと比べて圧倒的に優れている。
ただデメリットがかなり大きい。まず、周囲に音が聴こえるのが前提なレベルで音漏れが激しい。そして耳を塞いでないので周囲の雑音もそのまま聞こえる。
また首側にかける骨組みの部分が固く、長さも変えられないので、寝転びながらも使えない。
スピーカーで流したくはないが音漏れはしていい環境で、しかも良い音質で聴きたいという限定的な場合にしか使えない。
Amazonより引用
OPENRUNは骨伝導イヤホンで特殊な形状をしているので、寝転がって装着すると邪魔になってしまいます。
また、音量を上げすぎると音漏れします。
図書館やカフェなどの静かな場所で使用するのは、周りの人への迷惑となるので止めた方がいいでしょう。
OPENRUNは外での利用に特化したイヤホンとなるので、使用目的を定めないオールラウンダーなイヤホンを探している人は購入しない方がいいと思います。
OPENRUNの良い口コミ・評判
続いて、OPENRUNの良い口コミや評判を見ていきましょう。
評価: 5.0[音質]
そもそも外音を聞きながらなので、音質はそれほど求めてません。これを求めるのであれば、インナーイヤー型を選ぶ方がいいと思います。
[低音の音質]
インナーイヤー型と比べると劣りますが、特に気になるような軽すぎる音という事はないと思います。
[トレーニング用]
ランニングで使用してます。
インナーイヤーとは比べ物にならないぐらい適してると思います。重量も軽く、フィットしてるので、着けてる事を忘れるぐらいです。
WEB会議や勉強などで、5時間程度の長時間で使用でも、特に頭が痛くなるなども無く、快適に使用してます。
[その他]
・Proと違い、音量ボタンが小さいので、やや慣れが必要かも?と思いました。
・チタンフレームで耐久性もそこそこ有りそうですが、鞄に雑に仕舞う場合は、ケースが欲しいと思いました。
評価: 5.0徒歩通勤時間と昼休憩での使用する事を目的に購入しました。
一般的な耳を塞ぐイヤホンを使い続けてきましたが…車の往来が激しい場所では音量を上げすぎてiPhoneから警告を受けてしまい、左耳の聴こえにも不安を感じたので…骨伝導イヤホンの事を調べて購入しました。
結果…想像以上に快適です!
それほど音量を上げなくても音の広がりが良く気に入りました。
評価: 5.0自転車通勤時にイヤホン等は危ないので骨伝導のこちらを購入しました!車の音なども聞き取れ音楽もしっかり聴こえます。また仕事中にもさりげなくつけてますが周りには聴こえず楽しく仕事してます。
Amazonより引用
全体の9割以上の人が星4つ以上の高評価をしていました。
ほぼ全ての人が外での使用でしたが、中にはWEB会議で使用している人も見受けられました。
ちなみに私は、購入する時に下記3つを懸念していました。
- 邪魔にならないか
- 運動してずれないのか
- サイズは合うのか
徹底的に口コミを調査しましたが、これらの懸念点に関する内容は投稿されておらず不安な気持ちに……
しかし、実際に使ってみて全く問題なかったので、正直ホッとしました。(笑)
同じ様に、悩んでいる人は購入しても大丈夫ですよ!
Shokz OPENRUNのメリット・デメリット
どんなに素晴らしい商品にも、メリットとデメリットは存在します。
あくまで持論ですが……
ShokzのOPENRUNも同じで、良い部分もあるのですが悪い部分も実際に使って感じました。
PRや企業案件ではなく、実際に購入した商品なので、忖度抜きで紹介していきますね。
OPENRUNのデメリット
収納性は低い
音が大きすぎると耳がくすぐったい
OPENRUNのデメリットについて紹介していきます。
私が実際に使って感じたマイナス要素は2つです。
まずは、収納性が低いこと。
OPENRUNは骨伝導イヤホンの特殊な形状で、折りたためません。
一般的なイヤホンのようにポケットに忍ばすことができないので、鞄を持たない私は不便。
とはいえ、OPENRUNはスポーツの時にしか使用しなく、外出する時は別のイヤホンを使うので不満はありません。
もう1つは、音量を上げすぎると耳がくすぐったくなります。
骨を振動させて音を伝えるので、大きな音にするとその分振動も大きくなります。
その振動でくすぐったくなるんですね。
しかし、人間の体って不思議なもので5分も経てば慣れてきます(笑)
口コミでは音漏れすると書かれていたのですが、私はランニングやサイクリングの時しか使わないので、デメリットとは感じませんでした。
OPENRUNのメリット
邪魔にならない
電池残量を教えてくれる
外音もしっかり拾える
汗が耳に溜まらない
長時間の装着でも耳が痛くならない
続いて私が感じたOPENRUNのメリットを紹介していきますね。
まずは、装着時に邪魔にならないこと。
実際に買ってつけるまで実感できなかったのですが、特殊な形状にも関わらず装着しても邪魔になりません。
ロードバイクに乗って激しいスプリントをしたり、ランニング中にダッシュをしても落ちるどころか全くズレないです。
また、OPENRUNにはケースが存在しないので電池残量を表示させるディスプレイがありません。
しかし、電源を入れた際に女性の優しい声でバッテリー状態を教えてくれます。
これが意外と便利!
そして、OPENRUNの一番の魅力は、周りの環境音も拾えることです。
私は以前カナル型のイヤホンを装着してロードバイクに乗っていたのですが、音を拾えず急に車が目の前に現れて怖い思いをしました。
(スポーツ中に密閉するイヤホンは危険なので止めましょう。)
その点OPENRUNは、音楽やラジオを聴きながら周りの音もしっかりと聞こえるので危険を察知しやすくなりました。
さらに、1日中ロードバイクにまたがり長時間OPENRUNを装着しても耳は全く痛くありません。
つけているのを忘れてしまうくらい。
汗が耳に溜まらないのも不快にならずにGoodです!
Shokz OPENRUNをおすすめする人・しない人
この章では、OPENRUNをおすすめする人としない人を紹介します。
全ての人にShokzのOPENRUNがベストのイヤホンではないと思っています。
自分に合うイヤホンかどうかを良かったら参考にしてみて下さい。
OPENRUNをおすすめしない人
集中して聞きたい人
音質にこだわる人
OPENRUNをおすすめしない人から紹介します。
まずは、集中して聞きたい人にOPENRUNはむいていません。
OPENRUNは骨伝導の中でトップクラスの聞き取りやすさを誇りますが、AirPods Proには負けてしまいます。
耳を塞ぐ密閉型ではないので、悪い意味では外音が邪魔になってきます。
また、音質にこだわりがある人は紹介しているOPENRUNよりもOPENRUN PROを選んだ方が良いでしょう。
OPENRUN PROは、Shokzのイヤホンの中でフラッグシップモデルとなるので機能面は優秀ですが、約7,000円ほど高い価格となります。
とはいえ、OPENRUN自体、音質が悪いわけではありません。
上を見えればいくらでも高音質のイヤホンはあります。
スポーツ中にBGM感覚で聴けて、音質はこだわらない人はOPENRUNを選んでも問題ないでしょう。
OPENRUNをおすすめする人
サイクリングする人
ランニングをする人
カナル型のイヤホンが耳に合わない人
長時間つける人
骨伝導イヤホンをどれにするか悩んでいる人
OPENRUNをおすすめする人を紹介します。
ずばり、外で使用する人。
特に、サイクリングやランニングなどのスポーツ中には最適なイヤホンと感じています。
使用目的がハッキリと決まっている人には、選んで間違いないアイテム!
逆にとりあえずオールラウンダー系のイヤホンが欲しい人は、止めた方がいいでしょう。
また、カナル型のイヤホンが耳のサイズと合わなくてしっくりこない人にもおすすめです。
実際に私もカナル型のイヤホンが合わず、首を少し振るとポロっとこぼれ落ちることも多々ありました。
その点、OPENRUNは首を激しく振っても落ちません。
ヘッドバンキングしても大丈夫です!(笑)
しかも、一般的なイヤホンだと長い間つけていると痛くなったりしますよね。
その点、OPENRUNはつけているのを忘れてしまうくらい煩わしさを感じません。
骨伝導イヤホンは沢山のメーカーから種類が出ているのですが、5,000円以下の安い物はいわゆるパチ物です。
メーカーは伏せますが、私も以前買ってすぐに壊れてしまいました。
その点、価格は高くなりますがOPENRUNを購入して格段に機能性が良くなりました。
骨伝導イヤホンは1度使って終わりの商品ではなく、長期間使えるので迷ったらShokz製を選んでおけば間違いないでしょう。
どのグレードにするかは、ライフスタイルと相談してくださいね。
個人的には、最上位モデルのPROにしなくても、OPENRUNのスタンダードモデルで十分でした。
まとめ:OPENRUNはロードバイクやランニングに最適な骨伝導イヤホン!
今回は、Shokz OPENRUNの骨伝導イヤホンを紹介しました。
会議や公共交通機関での使用にはむいていませんが、スポーツなど外で使用するイヤホンとしては間違いなく最強のイヤホンといっても過言ではないでしょう。
外でのイヤホン使用は、密閉型だと周りの音が聞こえなくて非常に危険です。
自分の命を守る為にも、スポーツをする時は普段使いのイヤホンとは分けて、骨伝導イヤホンを使ってみてはいかがでしょうか。
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