ロードバイクのトレーニングを始める上で、正確なデータを収集することは非常に重要です。
そのために、心拍計を使用することがおすすめです。
しかし、数多くの心拍計があり、選ぶのが難しいと感じる方も多いでしょう。
そこで、本記事ではロードバイクに最適な心拍計を胸ベルトからアームバンドまでタイプ別に厳選しました。
サイクルコンピューターとの互換性も調べた心拍計を10種類紹介していますので、良かったら参考にしてください。
ロードバイクに最適な心拍計の機能
ロードバイクでのトレーニングを考える場合、心拍計はマストアイテムといっても過言ではありません。
しかし、どのような機能を備えた心拍計がいいか最初は悩んでしまいますよね。
ずばり、この3つの機能があれば問題ありません。
それでは1つずつ紹介していきます。
心拍計の機能①:ワイヤレス通信機能が備わっている
ロードバイクで心拍数を計測する際には、心拍計とサイクルコンピューターが無線通信でデータをやりとりする必要があります。
心拍だけを測る場合、ワイヤレス機能は必要ありませんが、ロードバイクに乗る用途で使うならサイコンとの連携は必要不可欠です。
サイコンは常に目視できる場所に設置するので、転送された心拍数をリアルタイムで把握することが可能です。
心拍計の機能②:防水性能が万全である
ロードバイクは屋外でのトレーニングが多く、天候に左右されるため、心拍計も防水性能があることが重要です。
防水性能が万全である心拍計であれば、雨の日のトレーニングや、汗をかいても心拍計にダメージを与える心配がありません。
また、海やプールなどでのトレーニングでも使用することができるため、水泳やトライアスロンなどのマルチスポーツにも対応できます。
心拍計の機能③:正確なデータが収集できる
ロードバイクでのトレーニングをより効果的にするためには、正確なデータが収集できることが重要です。
心拍計は、正確な心拍数を計測することが求められます。
また、最大心拍数や平均心拍数、心拍ゾーンなどのデータを収集するうえで、データの正確性は最重要です。
狂いのないデータを元に、トレーニングの目標や成果をしっかりと管理することができます。
正確なデータを収集できる心拍計は、高性能なセンサーやアルゴリズムが採用されているため、信頼性が高くトレーニング効果の向上につながります。
ロードバイクに最適な心拍計の選び方
ロードバイクに最適な心拍計の選び方を紹介します。
初めて心拍計を買う人はぜひ参考にしてみてください。
買う時に確認するポイントは3つです。
心拍計の選び方①:シンプルな機能のもの
心拍計には様々な機能がありますが、ロードバイク用としては、シンプルな機能のものが最適です。
必要最低限の機能を持ち、操作も簡単で使いやすいものがおすすめです。
心拍計の役割はただ1つ。正確に心拍が測れることのみです。
細かなトレーニングの設定は、サイコン側で調整するので、心拍計の機能性を求めすぎなくても問題ありません。
特に胸に巻き付けるタイプは、シンプルなのが一番です。
心拍計の選び方②:操作性が良いもの
ロードバイクでは、操作性が良い心拍計が必要です。
操作が煩雑であったり、ボタンの反応が悪かったりすると、走行中に操作を誤って正確に心拍数が測れない悲しい結果になる可能性も……。
そのため、操作しやすく、反応が早いものを選ぶことが大切です。
また、取り付けが簡単で、長時間使用できる心拍計を選ぶのも実用的です。
心拍計の選び方③:コストパフォーマンスの高いもの
心拍計は機能が多くなればなるほど、価格も高くなります。
しかし、高価なものが必ずしも良いものであるわけではありません。
必要最低限の機能を持ち、操作性が良く、コストパフォーマンスに優れた心拍計を選ぶことが重要です。
また、保証期間が長いものや、メーカーサポートが充実しているものも安心して選ぶことができます。
価格と性能のバランスを考慮し、自分に合った心拍計を選ぶことが大切です。
ロードバイクに適した心拍計の種類
心拍計は様々なタイプが販売されています。
ロードバイクに乗る上でおすすめの心拍計はこちらの2種類になります。
どちらのタイプの心拍計を選ぶかは、使用する目的や好みによって異なります。
精度が高く、正確な測定が必要な場合は胸に巻くタイプを。
装着感が軽く、簡単な操作が必要な場合は腕に巻くタイプを選ぶのが良いでしょう。
それでは、それぞれの種類を詳しく見ていきましょう。
ロードバイクに適した心拍計の種類①:胸ベルトタイプ
胸ベルトタイプの心拍計は、胸部に取り付けられたベルトにセンサーがあり、心拍数を測定します。
このタイプの心拍計は、ロードバイク用として最も一般的で、精度が高いことが特徴です。
また、ベルトの調整ができるため、フィット感がよく、動きに合わせてずれることがありません。
一方、ベルトが装着されるため、装着感が苦手な人や、長時間使用する場合には不快感を覚えることがあります。
ロードバイクに適した心拍計の種類②:腕に装着する(アームバンド)タイプ
腕に装着する(アームバンド)タイプの心拍計は、時計をつける感覚とほとんど一緒です。
このタイプの心拍計は、腕の動きに合わせて測定できるため、スポーツ全般に向いていることが特徴。
また、取り付けが簡単で、装着感が軽いため、ロードバイクでの使用にも適しています。
一方で、精度が胸に巻くタイプよりも劣る場合があります。
高速での走行や激しい運動を行う際には、心拍数がズレることがあるため、注意が必要です。
ロードバイクに適した「胸ベルトタイプ」の心拍計
サイクリストにおすすめの心拍計を紹介します。
心拍計は大きく2つに分かれるのですが、この章では胸ベルトタイプを5つ厳選しました。
胸ベルトタイプの心拍計①:POLAR H10N
POLARの H10N胸心拍計は、ロードバイクにおいて正確な心拍数の測定が求められる際に最適な選択肢の1つです。
ワイヤレス通信機能に対応しており、ロードバイクに乗りながらもスマートフォンやGPS機器にリアルタイムで心拍数データを送信可能です。
防水性能も備えているため、悪天候下でもまったく問題なし。
BluetoothやANT+に対応しているので、人気のGarmin・Wahoo・Brytonなどほとんどのサイコンと連携できます。
また、ポラールの独自技術であるPro Chest Strapという胸ベルトを採用しており、より正確なデータ収集が可能です。
Amazonではレビューが驚異の10,000件以上。さらに4.5と非常に高い評価を獲得しています。
迷ったらこちらを選んでおけば、失敗することはないでしょう。
胸ベルトタイプの心拍計②:CooSpo
CooSpoの心拍センサーは、Bluetooth 4.0およびANT+をサポートしており、販売しているほぼ全てのサイコンとの連携が可能です。
胸に巻くタイプの心拍センサーは、IP67級と防水性能も完璧。ドシャ降りの中でのライドでも問題ありません。
ワイヤレス接続で心拍数を正確に測定し、スマートフォンやGPSウォッチとの接続も容易なので初心者にも扱いやすい心拍計となります。
バッテリー寿命も長く、最大300時間と長時間乗るサイクリストでも頻繁に電池交換する必要はありません。
5,000円を切る安い金額なので、少しでも費用を抑えたい人におすすめです。
胸ベルトタイプの心拍計③:XOSS
XOSSの心拍計は、3,000円台で買うことができるコスパ最強の心拍計です。
ワイヤレス通信機能があり、BluetoothとANT+の両方に対応しているため、GarminやWahooなどの様々なデバイスとの連携が簡単に行えます。
胸に巻くタイプの心拍計なので、腕に装着した場合に比べて正確なデータが収集できるのも魅力の1つ。
また、防水性能もあり、激しい雨天下でも故障を気にせずライドに集中できるでしょう。
重量もわずか20gなので、装着していることすら忘れてしまうかも……。
XOSSの専用アプリを使用することで、ハートレートの履歴やトレーニングデータを簡単に管理することができます。
胸ベルトタイプの心拍計④:Magene H303
Magene H303はBluetooth 4.2とANT+の両方に対応し、ロードバイクでのトレーニングに最適な心拍計です。
ほぼ全てのサイコンとデータを連携できるので、安心してください。
この心拍計はIP67防水性能があり、突然の雨や汗を気にせず、快適にトレーニングを行うことができます。
電池寿命が長く、約1年間(およそ1,000時間)の連続使用が可能です。
口コミやレビューを見ると、3,000円台の金額にもかかわらず、センサーの精度が優秀と高い評価を獲得していました。
胸ベルトタイプの心拍計⑤:Wahoo TICKR
WahooのTICKR心拍計は、BluetoothおよびANT+のデュアルバンドテクノロジーを搭載し、幅広いデバイスとの接続に対応しています。
Wahooですが、サイコンはGarminを使っていても連携することが可能です。
さらに、アプリやフィットネス機器との同期が容易で、ワイヤレス通信機能が万全なのでストレスなくデータを収集できます。
胸に装着するセンサーがしっかりと装着されるよう、ベルトが滑りにくい素材で作られており、長時間のトレーニング中でも心拍数を正確に計測できます。
機能性は他で照会している心拍計と比べて大きな優劣はないため、Wahooで機材周りを揃えたい人におすすめです。
ロードバイクに適した「アームバンドタイプ」の心拍計
腕に装着するタイプの心拍計を紹介します。
胸に巻くタイプと比べて着脱しやすく、サイコンを持っていなくても心拍数を確認できるのが特徴です。
心臓から離れている分、胸に巻くタイプよりデータの正確性は劣りますが、大きくズレることはないので参考程度に心拍数を把握したい人におすすめです。
それでは、順に紹介していきますね。
アームバンドタイプの心拍計①:Garmin ForeAthlete 55
GarminのForeAthlete 55は、様々なデータが取れるスマートウォッチです。
心拍センサーも内蔵され単独で計測もでき、転送モードでサイコン上にデータを飛ばすことも可能となっています。
ForeAthlete55は、GPS機能も備えており、位置情報を正確に取得することができます。
心拍数だけでなく、消費カロリーや距離などの情報も計測でき、サイコンとしても役割を果たせる優れもの。
防水性能も備えており、突然の雨にも安心して使用できます。
ForeAthlete55は、機能性や操作性が高く価格設定は安いので、コスパ最強の心拍計付きスマートウォッチといっても過言ではありません。
普段ロードバイクに乗っている筆者も心拍はForeAthlete 55を使っています。
別記事で詳しくレビューしているので、良かったら参考にしてください。
アームバンドタイプの心拍計②:CooSpo 心拍計アームバンド
上腕部に装着するCooSpoのアームバンドは、ロードバイクでのトレーニングに最適です。
光学式センサーにより、高精度かつ迅速な心拍数の計測を行い、BluetoothやANT+によるワイヤレス通信に対応しています。
ほとんどのサイコンにデータを飛ばせる心拍計です。
スマートフォンやスマートウォッチとの連携も可能で、トレーニングのデータを簡単に管理することができます。
アームバンドタイプであるため、胸に巻くタイプと比べて圧迫感が少なく、装着感が良いのが特長です。
また、シンプルなデザインでありながら、高品質な素材を使用しており、防水性能も備えています。
さらに、コンパクトなサイズなので、腕時計やジャージのポケットなどにも収納でき、使い勝手も抜群です。
アームバンドタイプの心拍計③:Wahoo TICKR FIT
Wahoo TICKR FITハートレートアームバンドは、快適で正確な心拍数の測定を提供するために設計されています。
特に、ロードバイクやトライアスロンでは多くの人が、このWahooTICKR FITを愛用しています。
光学式心拍センサーを使用しており、腕に装着することで胸に装着する心拍計よりも快適に使用できます。
さらに、BluetoothとANT+の両方に対応しており、Wahoo以外のサイコンとの連携もまったく問題なし。
Amazonでは約3,000件のレビューで、★4.4と非常に好評を獲得しています。
これだけの口コミが掲載されているので、買って失敗した……という事態にはならないでしょう。
アームバンドタイプの心拍計④:Garmin vívosmart 5
Garminのvívosmart 5は、腕に巻くタイプの心拍計兼スマートウォッチです。
このデバイスは、腕に巻くタイプのため、胸に巻くタイプと比較して装着感が軽く、長時間のライドでもストレスを感じにくいのが特徴です。
さらに、スマートウォッチとしての機能も充実しており、GPSやカロリー消費量、歩数計など様々な機能でデータを収集できます。
Garminのアプリも利用できるため、自身のライドを管理し、サイコンがなくてもトレーニングに役立てることができます。
そして、デザインも洗練されており、普段使いにも適しています。
先に紹介したForeAthlete55と心拍計測だけの機能を比べると、優劣はまったくありません。
スマートで少しでも安くGarminを使いたい人におすすめです。
アームバンドタイプの心拍計⑤:ThinkRider
ThinkRiderの心拍計アームバンドは、非常に正確な光学心拍センサーを備えており、BluetoothとANT+に対応しています。
GarminやWahooなどの多くのサイクルコンピューターと連携させることが可能です。
腕に巻くタイプの心拍計は、ロードバイクに乗る際に腕に巻くだけで計測できるので、操作が簡単で便利です。
また、非常に軽量でデザインもシンプルなため、スタイリッシュな見た目も魅力の1つと言えるでしょう。
これまで紹介してきた心拍計の中で、知名度は正直イマイチ。
しかし、海外では多くの人が使用し、機能性の高さも評価されています。
他のサイクリストとは違った心拍計を使いたい人におすすめです。
まとめ:自分に合った心拍計を見つけて楽しいロードバイクライフを!
ロードバイクにおいて、心拍計はトレーニング効果を高めるための欠かせないアイテムです。
最適な心拍計を選ぶことで、自分の適切なトレーニング強度を把握することができます。
また、正確なデータを収集することで、自己管理や目標達成にも繋がります。
胸に巻くタイプと腕に巻くタイプの2種類を紹介しましたが、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。
ロードバイクにおいて効果的なトレーニングを行うために、心拍計の選び方と使い方をしっかりと理解して、ロードバイクライフを満喫しましょう!
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