「天然酵母100%」このキャッチフレーズだけで、惹かれる人も多いのではないでしょうか。
そんな天然酵母で有名な愛媛県松山市にある、ブランジュリ・ユロに行ってきました。
そもそも、「天然酵母」って皆さんご存知ですか?
いきなり、結論に入りますが天然酵母=イーストになります。
読者の方の中には天然酵母とイーストは対立する立場に位置づけされていらっしゃる方も少なくないかも知れません。辞書を引いてみると、酵母は英語で表すとYeast(イースト)になります。
では、天然の部分についてはどうでしょうか?
酵母とは微生物であり、人類はいまだかつて酵母を製造した事がありません。
よって酵母は天然しかなく、人工の酵母は存在しません。
では、天然酵母とイーストの違いはなんでしょうか?
天然酵母は、果実や野菜の自然の力で育つ天然の酵母(集合体)の事を指します。イーストとは、パンを作る際に適した強い発酵力を持った菌だけ集め、工場で単純培養させた酵母(単一)になります。
どちらも結果は一緒の酵母(イースト)になるのですが、その過程は全く異なり当然出来上がるパンの味も変わってきます。
また小麦の分量や水分量でも味がかなり変わるといわれています。
パン屋さんに難しい本が並んでいる光景を見た事がある人もいらっしゃるかと思いますが、説明した酵母(イースト)と小麦を扱うパンには想像以上の知識が必要なのです。
パンの説明はここまでにして、お店の紹介をしていきます。
この記事を書いている人
場所
松山市内から車で20分ほど離れた場所にブランジュリ・ユロはあります。
市内から行く場合は、県道437号線を三津浜がある西へ進み左手にファミリーマートが見える三叉路で県道19号線へ入ります。
ここまま真っすぐ行くとトンネルに入って松山観光港に着くのですが、トンネルに入る前に県道183号線と交わる交差点があるので52番札所である大山寺方面へ進むと左手にお店が見えてきます。
サイクリストにとっては坂のふもとになるのでヒルクライムのご褒美や補給にピッタリな場所にあります。
外観は白い大きな西洋風の建物です。犬がコック帽をかぶっている看板が目印となります。
駐車場は完備しているのですが、台数は5台ほどなので少し止めずらく感じるかも知れません。
自転車で行く場合は、サイクルスタンドは置いていません。しかし、お店はかなり広いので敷地内に立てかけて駐車できます。
お店情報
住所 | 松山市石風呂町42 |
電話番号 | 089-994-8786 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 月・火・水 |
特別込み合う時間はないようですが、開店時間に訪ねるのがお好みのパンに出会える可能性も高いのでおススメです。閉店間際に行くと種類は少なくなっているのですが、お得なお値段でパンを買う事ができる日もあります。
店内
入口にアルコール消毒液を設置しています。また、沢山の窓があり開いていたので常に店内の空気は循環しています。
店員さんもマスクをして接客やパン作りをされています。
店内に入ると小麦のいい香りが漂ってきます。この香りの効果で幸せな気分になれる人も多いのではないでしょうか。
流石、地元でも有名なパン屋さん。美味しそうなパンがオシャレに並べられています。
パンの種類はハード系がメインになるのですが、サンドウィッチや惣菜系のパンなど沢山種類があります。
お店の中もかなり広いので人と人がぶつかる事なくゆっくりとパンを選ぶ事ができます。また、種類が沢山あるので随時焼きたてのパンが登場してきます。
味
- バゲットサンド 370円
- スぺシアル・プチ 270円
一つ一つがとても大きくボリュームがあります。
ハード系のパンは固いので咀嚼回数が増え、成人男性の私でも2個で満腹に近い状態になります。家族や友人と一緒に食べる場合はシェアしやすいので沢山の味を楽しむことができます。
バゲットサンドとはハード系のパンにベーコンやタマゴを挟んでいるサンドウィッチようなパンです。
肝心の味ですが、唐辛子の一種であるハラペーニョが入っておりピリッとします。それが、またいいアクセントになって挟まっているベーコンやタマゴの味を更に引き立ててくれます。
スペシャル・プチは、ハード系の代表作と言っても過言ではないパンになります。手の平くらいある大きいサイズになります。クランベリーや伊予柑ピールなど色んな具が散りばめられており噛めば噛むほど味が出るパンです。
さいごに
愛媛県のパン屋の件数は全国1位です。
驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パン屋でも今回紹介した天然酵母100%でハード系など製法に特化したパン屋さんがいくつもあります。
愛媛でハード系のパンを販売しているお店はいくつかありますが、ブランジュリ・ユロは「元祖ハード系」と言われています。
昔からあるお店ですので、試行錯誤を重ねた回数は数知れません。何度も改良を加えて販売しているパンはどれを食べても絶品です。
今日のごはんにどうですか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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