
- 46.5mm厚底で約239gの軽さ
- FF LEAP搭載で反発が段違い
- 沈んで弾む唯一無二の走行感
- ジョグから閾値走まで対応
- ASICSGRIPで滑らない安心感
- 前足部が広くフィット感薄い
- 初回カラーは賛否が分かれる
アシックスの人気シリーズ最新作、スーパーブラスト3が気になっていませんか。
かかと46.5mmの超厚底なのに約239gという軽さ、そしてレース用素材FF LEAPの搭載。
スペックだけ見ると魅力的ですが、26,400円という価格を前にすると迷いますよね。
「ジョグ用なの?レース用なの?」「前作から何が変わったの?」という疑問もあるはずです。
この記事では、アシックス スーパーブラスト3を実際の走行感からサイズ感、他モデルとの比較まで徹底レビューします。
買うべきかどうか、読み終わる頃にはハッキリ判断できるはずです。
【アシックス】スーパーブラスト3をレビュー|結論はどんなシューズ?

しんきちスーパーブラスト3って、けっきょくどんなシューズなの?ジョグ用?レース用?



いい質問だね。
実はそこがいちばん迷うところなんだ。
まずは結論から整理していこうか。
アシックスのスーパーブラスト3は、2026年3月に発売されたブラストシリーズの最新作です。
前作からミッドソール素材が刷新され、厚みが増したのに軽くなるという不思議な進化を遂げました。
ただ、レビューを読んでいると「ジョグ用」「いやレース級」と評価が分かれていて、正直わかりにくいですよね。
そこでこの章では、細かいスペックの話に入る前に、アシックス スーパーブラスト3のレビューとしての結論をズバッとお伝えします。
このシューズがどんな立ち位置なのか、まずはここを押さえておくと後の話がスッと入ってきますよ。
- 立ち位置:ジョグとレースの中間
- 最大の武器:柔らかいのに跳ねる
- 注意点:使う場面を選ぶ一足
スーパーブラスト3は「プレートなしの準レースシューズ」
アシックス スーパーブラスト3をレビューして最初に感じたのは、これはもうジョグシューズの枠に収まっていないということです。
カーボンプレートは入っていません。
それなのに、足を置いただけでフワッと沈み、そこからポンと押し返してくる。
この助力の強さは、正直レースシューズに近い感覚です。
アシックスはこのカテゴリーを「スーパートレーナー」と呼んでいます。
デイリートレーナー(毎日の練習用)と厚底レーシングシューズのちょうど中間に位置する、という意味ですね。
プレートがないぶん足裏や股関節への負担は少なく、それでいてスピードは出る。
この「いいとこ取り」がスーパーブラスト3の正体で、だからこそ評価が割れるシューズでもあります。
レビューでわかった一言まとめと総合評価
アシックス スーパーブラスト3のレビュー結論を一言でまとめると、「性能が高すぎて使いどころに悩む優等生」です。
クッションはリカバリー系シューズ並みに柔らかいのに、反発は明らかに練習用シューズの域を超えています。
気持ちよく走っていると、いつものジョグより1kmあたり10〜20秒くらい勝手に速くなっている。
そんな感覚になるシューズなんです。
そのため、ゆっくり走る基礎練習には正直向いていません。
逆に、長めのロング走やウルトラマラソン、あるいは「今日はちょっと気分が乗らないな」という日の背中を押してくれる一足としては最高です。
価格は26,400円と高額ですが、その金額に見合うだけの体験は間違いなくあります。
気楽な普段履きではなく、走りを楽しむためのスペシャルな一足。
それがスーパーブラスト3への総合評価です。
スーパーブラスト3の基本スペックと価格【一覧表】
| 項目 | スーパーブラスト3 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年3月(通常発売3月26日) |
| 価格 | 26,400円(税込) |
| 重量 | 約239g(27.0cm) |
| ソール厚(かかと) | 46.5mm |
| ソール厚(前足部) | 38.5mm |
| ドロップ | 8mm |
| ミッドソール(上層) | FF LEAP |
| ミッドソール(下層) | FF BLAST PLUS |
| アッパー | エンジニアードウーブン |
| アウトソール | ASICSGRIP/AHAR LO |
| プレート | なし |
| カテゴリー | スーパートレーナー |



46.5mmってすごく分厚いよね?
そんなに厚くて重くないの?



そこがこのシューズの一番おかしいところなんだ。
厚くなったのに、前より軽くなってるんだよ。
アシックス スーパーブラスト3のレビューを進めるうえで、まず数字を押さえておきましょう。
スペック表を見ると、かかと46.5mmという超厚底でありながら重量は239g。
この組み合わせは、少し前まで考えられなかったバランスです。
さらに前作から厚みが1.5mm増えているのに、重量は約10g軽くなっています。
ここでは、その軽さの正体と、26,400円という価格をどう捉えるべきかを見ていきます。
- 厚さ:かかと46.5mmの超厚底
- 軽さ:27.0cmで約239g
- 価格:税込26,400円の強気設定
46.5mmで239g、スペックからわかる異常な軽さ
スーパーブラスト3のスペックで最も驚くのが、厚みと重量の関係です。
一般的に、ミッドソールを厚くすれば素材の量が増えるので重くなります。
ところがスーパーブラスト3は、前作より1.5mm厚くなったうえで約10gの軽量化に成功しました。
これを実現したのが、新素材の「FF LEAP」です。
手に取ると「え、軽っ」と声が出るレベルで、見た目とのギャップがすごい。
実測でも27〜28cmサイズで240g前後、25.5cmなら210g程度という報告があります。
厚底シューズは足が重くなって疲れる、というイメージを持っている方は多いはずです。
スーパーブラスト3は、そのイメージをきれいに裏切ってくれる一足だと言えます。
価格26,400円は高い?レースシューズ帯との比較
アシックス スーパーブラスト3のレビューで必ず話題になるのが価格です。
26,400円という定価は、前作から2,200円の値上げ。
正直なところ、練習用シューズとしてはかなり強気の設定です。
参考までに、同じ厚底トレーナー系の価格帯を並べてみます。
ナイキ ペガサスプレミアムが29,700円、オン クラウドモンスターハイパーが27,500円、アディダス EVO SLが19,800円。
こう見ると突出して高いわけではありませんが、EVO SLとの6,600円差はやはり大きく感じます。
ただし、実際に走ってみるとレースシューズに近い体験が得られるのも事実。
「練習用に3万円弱」と考えると高い。
「レース級の走りが味わえる一足」と考えれば納得できる。
そういう価格帯のシューズです。
【レビュー】スーパーブラスト3のミッドソールと走り心地



「FF LEAP」って名前だけ聞いてもピンとこないよ。
何がそんなにすごいの?



ざっくり言うと、アシックスのトップレース用シューズと同じ素材なんだ。
それが練習用に降りてきたんだよ。
アシックス スーパーブラスト3のレビューで、いちばんの見どころがミッドソールです。
ミッドソールとは、アッパーとアウトソールの間にある、クッションを担当する分厚い部分のこと。
今作は上層と下層で違う素材を組み合わせた二層構造になっていて、この設計が走り心地を決定づけています。
さらにソール裏には「トランポリンポッド」という独特の凹み構造も。
ここでは3つの視点から、走り心地の正体を分解していきます。
- 上層:最上位素材FF LEAP
- 下層:安定を支えるFF BLAST PLUS
- 裏側:跳ねるトランポリンポッド
新素材「FF LEAP」で何が変わったのか
スーパーブラスト3で最大の変更点が、ミッドソール上層部の素材変更です。
前作の「FF TURBO PLUS」から、「FF LEAP」へと刷新されました。
このFF LEAPは、アシックスのレース用トップモデル「メタスピード」シリーズにも使われている最上位フォーム。
簡単に言えば、レース用の高級素材が練習用シューズに惜しみなく投入されたということです。
数値で見ると、前作比で反発性が約15%向上し、素材自体は約33%軽量化されています。
実際に履くと、体重をかけただけでスーッと沈み込むほど柔らかい。
それなのに、沈んだぶんがそのまま力強く返ってくる感覚があります。
柔らかさと反発は本来トレードオフの関係ですが、FF LEAPはその常識をきれいに壊してきました。
下層FF BLAST PLUSが担う安定感の役割
上層がFF LEAPだけだったら、実はこのシューズは成立していません。
柔らかすぎて沈み込みが止まらず、まともに走れないからです。
そこで下層に配置されているのが「FF BLAST PLUS」。
ゲルニンバスやゲルカヤノといった定番モデルにも使われている、実績あるしっかりめの素材です。
この硬めの層が土台となって、FF LEAPの沈み込みすぎを受け止めてくれます。
面白いのは、今作では場所によって配置量が変えられている点。
とくに土踏まず付近は山のように厚く盛られていて、足が内側に倒れ込むのを防いでくれます。
公式が大きくPRしている部分ではありませんが、走ってみると効果を実感できる作り込みです。
トランポリンポッドの弾む感覚を実走レビュー
スーパーブラスト3を象徴するのが、アウトソール前足部にある「トランポリンポッド」です。
ソール裏の中心部がひし形にくぼんでいて、ここで着地すると文字どおりトランポリンのように沈んで跳ね返ります。
今作ではこの凹みがさらに深くなりました。
実際に走ってみると、前足部で接地した瞬間の「ボヨン」とした返りがはっきりわかります。
ペースを上げるほど、この構造の恩恵は大きくなる印象。
ただし一点だけ注意が。
凹みが深いぶん、履いた状態で立つと足裏に違和感を覚える人もいます。
走り出せばまったく気にならなくなりますが、店頭で試し履きしたときに「あれ?」と感じても、それは正常な感触だと思ってください。
スーパーブラスト3のアッパー・フィット感をレビュー



ソールの話ばっかりだけど、足を包む部分はどうなってるの?



アッパーもけっこう変わってるよ。
ただ、ここは好みが分かれるポイントもあるんだ。
アシックス スーパーブラスト3のアッパーには、エンジニアードウーブンという織り素材が使われています。
素材名自体は前作と同じですが、編み方が明らかに変更されました。
一方で、前足部の余裕やホールド感については、レビューによって評価が割れています。
「ゆったりして快適」という声もあれば、「フィット感が足りない」という声も。
ここでは素材・つま先まわり・かかとまわりの3点に分けて、実際の感触を見ていきます。
- 素材:柔らかくなった織りアッパー
- 前足部:かなりゆとりのある作り
- かかと:しっかりホールドする設計
エンジニアードウーブンアッパーの質感と通気性
スーパーブラスト3のアッパーは、前作と同じエンジニアードウーブンながら、手触りがかなり柔らかくなりました。
ニット素材のように伸びるわけではないのですが、足当たりの当たりがずいぶんマイルドです。
指でつまむとふにゃっと折れるくらいの柔軟性があります。
この変化は、ロング走での快適性にしっかり効いてきます。
通気性も良好で、織り方と穴のサイズが部位ごとに最適化されているとのこと。
実際、1時間を超える走行でも蒸れが気になる場面はほとんどありませんでした。
またシュータンは薄手ながらガセットタン構造(両サイドが本体とつながった作り)。
走行中にズレることがなく、この価格帯らしい丁寧な仕上げになっています。
前足部のゆとりは好みが分かれるポイント
アシックス スーパーブラスト3のレビューで意見が最も割れるのが、前足部の広さです。
前作よりつま先部分が広くなり、幅も高さもかなりゆったりしています。
良く言えば、長時間走って足がむくんでも窮屈にならない設計。
マメや爪のトラブルを避けたい人にはありがたい作りです。
一方で、足先がしっかり固定される感じは薄く、「シューズの中で足が動く」と感じる人もいます。
とくに幅の細い足の方は、スカスカに感じるかもしれません。
前足部はフィットさせるのではなく、あえて空間を持たせる。
そのうえで中足部とかかとで足を留める、という思想の作りだと理解しておくといいでしょう。
ヒールカウンターとガセットタンのホールド感
前足部がゆるい反面、かかとまわりのホールド感はかなり優秀です。
踵の内部には半剛性のヒールカウンターが入っていて、着地時のブレをしっかり抑えてくれます。
履き口まわりのパッドも肉厚で、実測で15〜17mm程度。
足首を包み込むような安心感があります。
さらに今作では、アキレス腱を覆うようにかかと部が上へ伸びる形状に変更されました。
ヒールの高さは約80mmと、最近の厚底トレンドを反映した造形です。
46.5mmという高いスタック高のシューズでは、横方向のブレをどう抑えるかが重要になります。
その意味で、このかかとまわりの作りは理にかなっていると感じました。
なお、前作まであったプルストラップ(履くときに引っ張るループ)は廃止されています。
スーパーブラスト3のサイズ感|レビューから選び方を解説



ネットで買いたいんだけど、サイズはいつもどおりでいいのかな?



それがね、レビューによって意見が真逆なんだ。
理由がわかれば選びやすくなるから、順番に見ていこう。
アシックス スーパーブラスト3のレビューを読み比べると、サイズ感の評価がきれいに割れています。
「ワンサイズ上げるべき」という人もいれば、「ハーフサイズ下げてもいい」という人もいる。
正反対の意見が出るのには、ちゃんと理由があります。
ポイントは、前足部のゆとりをどう捉えるかという一点です。
ここでは判断の分かれ目と、他モデルからの換算目安を整理しておきます。
- 基本:まずは普段どおりが無難
- 上げる:前作が窮屈だった人向け
- 下げる:フィット重視なら0.5cm減
ワンサイズアップ派とハーフ下げ派、どちらが正解か
まずワンサイズアップを推す意見から。
これは前作スーパーブラスト2で「小さくて難儀した」という経験を持つ人に多い判断です。
実際、前作を通常サイズで買って窮屈だった方が、今作で1.0cm上げて成功したというレビューもあります。
厚底シューズは足がむくむロング走で窮屈になりやすいので、余裕を取る発想自体は理にかなっています。
一方のハーフ下げ派。
こちらは通常サイズで買った結果、前足部の空間がありすぎてフィット感が物足りなかったというパターンです。
アッパー自体もゆとりのある作りなので、細身の足だと余りやすいんですね。
結論としては、まず普段のアシックスサイズを基準にするのが無難です。
そのうえで、つま先の余裕を歓迎するなら通常〜ワンサイズアップ、足をしっかり包みたいならハーフ下げ。
この基準で選べば、大きな失敗は避けられます。
他のアシックス製品と比べたサイズ感の目安
もう少し具体的な目安として、他モデルからの換算を挙げておきます。
あるレビュアーの例では、スーパーブラスト3は28.0cmを選択。
同じ人のサイズは、ノヴァブラスト4・5とゲルニンバス27・28が27.5cm、ペガサス41とメタスピードシリーズが28.0cmでした。
つまり、メタスピードやマジックスピードと同じサイズ感で選ぶのがひとつの目安になります。
逆に言うと、ノヴァブラストやゲルニンバスと同じ感覚で買うと、やや小さく感じる可能性があるということ。
とはいえ、足の形は人それぞれです。
26,400円という価格を考えれば、可能なら店頭で試し履きしてから買うのが一番確実でしょう。
ネットで買う場合は、サイズ交換に対応しているショップを選んでおくと安心です。
スーパーブラスト3のアウトソールとグリップ力をレビュー



ソールの裏って、あんまり気にしたことないなあ。
そんなに走りに関係するの?



けっこう関係するよ。
滑らないことは、そのまま前に進む力になるからね。
アシックス スーパーブラスト3のアウトソールには、2種類のラバーが使い分けられています。
前足部にグリップ重視の「ASICSGRIP」、かかと部に耐摩耗性重視の「AHAR LO」という構成です。
さらに接地面積が広めに設計されている点も、走り心地に大きく影響しています。
厚底で柔らかいシューズほど、この土台部分の作りが安定感を左右します。
ここではグリップ力と耐久性、そして接地面積の広さについて見ていきましょう。
- 前足部:ASICSGRIPで強力グリップ
- かかと:AHAR LOで耐摩耗性を確保
- 形状:接地面積が最大級の広さ
ASICSGRIP+AHAR LOのグリップと耐久性
スーパーブラスト3のグリップ力は、レビューでも評価がほぼ一致している数少ない項目です。
ひとことで言えば、かなり強い。
他のジョグシューズから履き替えると、路面をしっかり掴む感触の違いに驚きます。
濡れたアスファルトでも滑る不安はほとんどなく、雨上がりの朝ランでも安心して踏み込めました。
グリップが効くということは、蹴った力が逃げずに前へ変換されるということ。
パワーロスの少なさは、そのまま走りやすさにつながります。
耐久性については、かかと部に硬質のAHAR LOを配置することで対応。
ただし今作は軽量化のため、中足部のラバー面積が一部削られています。
ミッドソールがむき出しの部分は多めですが、ラバーの貼られている箇所自体は十分な厚みがあり、実用上は問題なさそうです。
接地面積の広さが生む安定性のレビュー
アウトソールの形状で注目したいのが、接地面の広さです。
実測値では前足部が約116mm、かかと部が約94mm。
これは同クラスのシューズと比べても最大級の広さになります。
参考までに、アディダス EVO SLは前足部111mm・かかと84mm程度。
スーパーブラスト3がいかにワイドなプラットフォームを持っているかがわかります。
全体的にフラットな作りで、着地時のグラつきを面で受け止めてくれる感覚です。
46.5mmという高いスタック高は、本来なら不安定になりやすい要素。
それをこの広い接地面積で補っている、というのが設計の狙いでしょう。
ただし接地面積が広いということは、キロ3分台のような高速域では若干もっさり感じる場面もあります。
安定性とスピードのバランスをどう取るか、その答えのひとつがこの形状というわけです。
実際に走ってわかったスーパーブラスト3の良い点



スペックはわかったけど、実際に走るとどんな気持ちよさがあるの?



いちばんの感動は「勝手に速くなる」ことかな。
走ってると気づいたらペースが上がってるんだよ。
ここからは、アシックス スーパーブラスト3を実際に走らせてみたレビューをお届けします。
数字やスペックでは伝わらない部分こそ、シューズ選びでは大切ですよね。
結論から言うと、このシューズの良さは2点に集約されます。
ひとつはペースが自然と上がる助力の強さ、もうひとつは厚底とは思えない軽さです。
この2つが同時に成立しているシューズは、正直あまり見当たりません。
- 助力:意識せずペースが上がる
- 軽さ:厚底なのに脚が回る
- 汎用性:ジョグも速い日も対応
ジョグでもテンポアップでも勝手にペースが上がる
スーパーブラスト3を履いて最初の1kmで、はっきりとわかることがあります。
それは、自分の意識より速く走ってしまうということです。
柔らかいクッションに沈み込むと、そこから想像以上に強い反発が返ってきます。
その結果、ストライドが自然に伸びる。
あるサブ3レベルのランナーが何も考えずに気持ちよく走ったところ、キロ4分30〜40秒だったという報告もあります。
ノンプレートのシューズでこのペースが出るのは、やはり異常値と言っていいでしょう。
面白いのは、ゆっくり走ってもちゃんと気持ちいいこと。
リカバリージョグのペースでも、フワフワと弾む感触が続きます。
速く走っても、遅く走っても楽しい。
この幅広さは、素直に大きな魅力です。
厚底なのに脚が回る軽さは唯一無二
もうひとつの良い点が、走行中の軽さです。
46.5mmという厚さのシューズは、どうしても脚を振り出すときに重さを感じるもの。
ところがスーパーブラスト3は、その感覚がほとんどありません。
ピッチが落ちず、後半になっても脚がしっかり回り続けます。
手に取るたびに「本当にこの厚さでこの重さ?」と驚かされるレベルです。
軽量性と柔らかいクッション、そして強い反発。
この3つを同時に満たしているシューズは、現時点ではほぼ唯一無二だと感じました。
似たコンセプトのアディダス EVO SLは軽さと反発に振っていて、クッションは硬め。
柔らかいクッションで速く走りたい人にとって、スーパーブラスト3は他に代えがきかない選択肢になります。
とくにストライド走法の方は、この助力を存分に活かせるはずです。
スーパーブラスト3のレビューで気になった点・デメリット



ここまで褒めてばっかりだけど、弱点はないの?



あるよ。
しかも、性能が高いことがそのまま弱点になってるっていう、ちょっと変わった話なんだ。
アシックス スーパーブラスト3のレビューとして、気になった点も正直にお伝えします。
結論から言えば、致命的な欠点があるわけではありません。
ただ、このシューズには「誰にでもおすすめ」とは言い切れない要素が確かにあります。
ひとつは柔らかさの裏返しである安定性、もうひとつは使いどころの難しさです。
買ってから後悔しないために、ここはしっかり押さえておきましょう。
- 安定性:柔らかさゆえにやや低め
- 使い道:性能が高すぎて悩む
- その他:価格とデザインの好み
柔らかすぎて安定性はやや低め
下層のFF BLAST PLUSが支えているとはいえ、上層のFF LEAPはとにかく柔らかい。
そのため、着地時の安定性は決して高くありません。
沈み込んだあと、力の向きによってはあちこちに跳ねる感覚があります。
これを乗りこなすには、それなりの走力とフォームの安定が必要です。
実際、あるレビュアーは2時間のロング走を試したところ、ハーフの距離すら脚が持たずペースダウンしたと報告しています。
クッションと反発が強いぶん、かえって脚への負担が蓄積しやすいという指摘です。
一方で「長く快適に走れる」という評価も多く、ここは走力や走法によって体感が大きく変わる部分。
ランニング初心者の一足目としては、正直おすすめしづらいシューズだと言えます。
ある程度走り慣れた中級者以上向け、と考えておくのが無難でしょう。
使いどころが限られる「性能過多」問題
もうひとつの悩みが、どこで履けばいいのかわからないという問題です。
助力が強すぎて、日々のジョグに使うと基礎練習になりません。
脚を鍛えたいのにシューズが勝手に進めてくれるので、感覚が狂ってしまうんですね。
かといってレースで使うなら、より安価でスピードの出るマジックスピード系という選択肢もあります。
結果として、ロング走やウルトラマラソンといった「長時間走る日」が最も相性のいい場面になります。
言い換えれば、記録向上よりも走ることを楽しみたいランナーに向いた一足。
スーパーカーを日常で乗り回すような、少し扱いに困る贅沢さがあります。
その他、26,400円という価格や、初回カラーがサーモグラフィー調の1色のみという点も好みが分かれるところ。
機能は文句なしなだけに、このあたりは惜しく感じました。
スーパーブラスト3と前作スーパーブラスト2の違いを比較
| 項目 | スーパーブラスト3 | スーパーブラスト2 |
|---|---|---|
| ミッドソール(上層) | FF LEAP | FF TURBO PLUS |
| ミッドソール(下層) | FF BLAST PLUS | FF BLAST PLUS |
| ソール厚(かかと) | 46.5mm | 45.0mm |
| ソール厚(前足部) | 38.5mm | 37.0mm |
| 重量(27.0cm) | 約239g | 約249g |
| ドロップ | 8mm | 8mm |
| アッパー | エンジニアードウーブン(柔軟化) | エンジニアードウーブン |
| プルストラップ | なし | あり |
| 価格(税込) | 26,400円 | 24,200円 |



前のスーパーブラスト2を持ってる人は、買い替える価値あるのかな?



今回は変更点がはっきりしてるからね。
買い替えの価値は十分あると思うよ。
アシックス スーパーブラスト3のレビューで、多くの人が気にするのが前作との違いです。
スーパーブラスト2は、フィット感の改善が評価される一方で、重量増と硬さの面で厳しい声もありました。
初代が持っていたダイナミックな反応性が失われた、という指摘です。
今作はその課題に正面から答えた形になっています。
ここでは素材面と、重量・履き心地の変更点に分けて見ていきましょう。
- 素材:FF LEAPで反発が復活
- 重量:厚くなって約10g軽量化
- 細部:アッパーとかかとが変化
ミッドソール素材と反発性の進化
最大の違いは、やはりミッドソール上層部の素材です。
前作のFF TURBO PLUSから、今作はFF LEAPへと変更されました。
FF LEAPは前作素材より約30%クッション性が高く、反発性も約15%向上しています。
この差は、履いた瞬間からはっきり体感できるレベルです。
前作を「しっかりしていて安定感がある」と評価していた方には、今作は柔らかすぎると感じるかもしれません。
逆に「初代の弾む感じが好きだった」という方には、待ち望んだ復活と言えるでしょう。
実走テストのデータでも、前作比でクッション性・安定性ともに向上したという結果が出ています。
方向性が変わったというより、初代の路線に戻りつつ性能を引き上げた、という進化です。
重量・アッパー・履き心地の変更点
数字で見ると、重量は27.0cmで249gから239gへ。
ソール厚が1.5mm増えているにもかかわらず、約10g軽くなっています。
この矛盾した進化こそ、FF LEAPという素材の実力を示す証拠です。
アッパーは素材名こそ同じですが、編み方が変わって明らかに柔らかくなりました。
ロング走での足当たりは、今作のほうが快適に感じるはずです。
細かい変更としては、かかとのプルストラップが廃止され、代わりに反射材が配置されました。
アキレス腱を覆うようにかかと部が伸びた形状も、前作から大きく変わった点です。
なお価格は24,200円から26,400円へと2,200円の値上げ。
性能向上を考えれば妥当な範囲ですが、財布へのダメージは正直大きいところです。
スーパーブラスト3と他モデルを比較レビュー
| モデル | 重量の目安 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| スーパーブラスト3 | 約239g(27.0cm) | 柔らかいクッションと強い反発の両立 | ジョグ〜ロング走・閾値走 |
| メガブラスト | 約224〜230g(27.0cm) | 全層FF TURBO SQUAREで高効率 | 高強度練習・レース |
| ノヴァブラスト5 | 約255g(27.0cm) | コスパ重視の定番トレーナー | デイリートレーニング全般 |
| ソニックブラスト | 約256〜260g | ブラスト初のプレート搭載 | インターバル・ペース走 |
| アディダス EVO SL | 約235g(28.0cm) | 硬めクッションの軽量ノンプレート | テンポ走・レース |



ブラストシリーズって種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからないよ……。



迷うよね。
でも「何に使いたいか」を決めれば、意外とスッキリ絞れるんだ。
アシックスのブラストシリーズは、現在4モデル構成になっています。
さらに他社にも似たコンセプトのシューズがあり、比較対象は年々増えるばかり。
ここでは、スーパーブラスト3と特に比較されやすいモデルとの違いを整理します。
ポイントは、走るペースと使いたい場面です。
この2つがはっきりすれば、選ぶべき一足は自然と見えてきます。
- メガブラスト:速さ重視ならこちら
- ノヴァブラスト5:日常練習とコスパ
- EVO SL:硬めが好きな人向け
メガブラストとの違いと使い分け
最も比較されるのがメガブラストです。
こちらは全層にFF TURBO SQUAREを使った、より反応性重視のモデル。
実走テストでは、同じペースで走ったときのパワー消費がメガブラスト248W、スーパーブラスト3が270Wという結果が出ています。
つまり効率の面ではメガブラストが上です。
一方、衝撃吸収と安定性についてはスーパーブラスト3が優位という測定結果に。
「守ってくれる安心感」を求めるならスーパーブラスト3が向いています。
使い分けの目安はシンプルです。
体重が重めの方、デイリートレーニングを主眼に置くならスーパーブラスト3。
78kg以下でキロ4分前後を日常的に扱い、レースでも使いたいならメガブラスト、と考えるといいでしょう。
ノヴァブラスト5・EVO SLとどっちを買うべきか
ノヴァブラスト5は、ブラストシリーズのなかで最もバランス型のモデルです。
価格も抑えめで、エントリーから中級者まで幅広く対応します。
毎日の練習を1足でこなしたい、コスパを重視したいという方は、素直にノヴァブラスト5を選ぶほうが満足度は高いはず。
スーパーブラスト3は、そこから一段ステップアップしたい人向けの選択肢です。
そしてアディダス EVO SL。
軽量かつノンプレートという点でコンセプトは近いのですが、クッションの硬さが対照的です。
EVO SLは硬めでカチッとした接地感、スーパーブラスト3は柔らかく沈み込む接地感。
目安として、ピッチ走法の方はEVO SL、ストライド走法の方はスーパーブラスト3が合いやすいと言われています。
価格差も6,600円あるので、予算と走法の両面から検討してみてください。
スーパーブラスト3の口コミ・評判



他の人はどう感じてるんだろう?
やっぱりみんな絶賛してるの?



おおむね高評価だけど、気になる声もちゃんとあるよ。
両方見ておくと判断しやすいからね。
アシックス スーパーブラスト3のレビューは、国内外を問わず数多く公開されています。
専門メディア、個人ブログ、YouTube、そしてSNS。
それぞれ立場が違うので、評価のポイントも少しずつ異なります。
ここでは、良い口コミと気になる声の両方を整理してご紹介します。
自分の走り方や目的に近い意見を見つけて、判断材料にしてみてください。
- 好評:軽さと弾む走行感
- 好評:歴代最高との評価も多数
- 不安:柔らかさと価格への声
SNS・ブログでの良い口コミ
国内のブログレビューで共通しているのが、軽さへの驚きです。
「手に取ると声が出るほど軽い」「厚底なのに脚が回る」という感想が目立ちます。
走行感については、「フワフワと自然に脚が前に進む」「バネ装置が付いているようなのに何も履いていない感覚」といった表現も。
ジョグでもテンポアップでも楽しく走れるという点は、多くのレビュアーが一致して評価しています。
また「他のシューズと被らない性能で満足感が高い」という所有欲の面での声も見られました。
海外の評価も総じて高評価です。
「一足で完結する究極の万能シューズ」「3世代のなかで議論の余地なく最高作」といった強い言葉が並びます。
初代スーパーブラストが好きだったランナーからの支持が、とくに厚い印象です。
海外レビューサイトの評価と気になる声
一方で、気になる指摘も確認しておきましょう。
海外の専門レビューでは、「柔らかいがゆえに前作よりやや不安定」という声が複数あります。
超高スタックによる初期の沈み込み感に慣れが必要、という指摘も。
効率性の面ではメガブラストに劣るため、キロ3分台のスピードランナーには別モデルを勧める意見が主流です。
国内では、より厳しい実体験レビューもありました。
2時間のロング走に投入したところ、ハーフの距離で脚が持たずペースダウンしたという報告です。
クッションと反発が強いぶん、脚への負担が大きいと感じたとのこと。
このあたりは走力や走法で体感が大きく変わる部分なので、参考程度に受け止めておくのがよさそうです。
デザイン面では、初回カラーのグラフィックについて賛否が分かれています。
スーパーブラスト3はこんな人におすすめ|レビュー総括まとめ





いろいろ聞いたけど、けっきょく僕は買ったほうがいいのかな?



最後に、どんな人に向いているかを整理しておこう。ここまで読めば答えは出るはずだよ。
ここまで、アシックス スーパーブラスト3をスペック・走り心地・他モデル比較の観点からレビューしてきました。
最後に全体を振り返りながら、向いている人と向いていない人を整理しておきます。
26,400円という金額だけに、購入前にしっかり見極めておきたいところですよね。
自分の走り方や目的と照らし合わせながら読んでみてください。
- 向く人:ロング走を楽しみたい人
- 向く人:ストライド走法の中級者
- 向かない人:初心者とピッチ走法
アシックス スーパーブラスト3のレビュー結論は、「柔らかいのに速い、唯一無二の一足」です。
上層にレース用素材のFF LEAP、下層にFF BLAST PLUSを組み合わせた二層構造。
かかと46.5mmという超厚底ながら27.0cmで約239gという軽さを実現し、前作から厚みを増やしつつ約10gの軽量化に成功しました。
走ってみると、意識しなくてもペースが上がっていく助力の強さに驚かされます。
おすすめしたいのは、ロング走やウルトラマラソンで使う一足を探している方。
柔らかいクッションで速く走りたい方や、ストライド走法の方にもよく合います。
記録更新よりも「走ること自体を楽しみたい」というランナーには、とくに刺さるシューズです。
一方で、ランニング初心者の一足目としてはおすすめできません。
柔らかさゆえに安定性はやや低く、乗りこなすにはある程度の走力が求められます。
ピッチ走法の方や、日々のジョグで脚をしっかり鍛えたい競技志向の方も、別の選択肢を検討したほうがいいでしょう。
その場合はノヴァブラスト5やメガブラストが有力候補になります。
価格は決して安くありません。
それでも、履いた瞬間から走り出したくなる高揚感は、確かにこの金額に見合うものがあります。
気になる方は、まず店頭で試し履きしてみてください。
あの沈み込みと弾む感覚は、言葉で読むより一度足を入れてみるのが早いはずです。









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