ジュースを買うような感覚では決して買う事ができないロードバイク。
車体や付属のパーツによって値幅はかなり変わってきますが、決してお安い買い物ではありません。
間違いなく自転車のカテゴリーの中では高級車の部類に属します。その分、お持ちのロードバイクに愛着がわいているのではないでしょうか。
ロードバイクも消耗品です。乗れば乗るほど劣化していくのは否めません。
しかし、きちんとメンテナンスやパーツを交換する事によってパフォーマンを保ったまま長く安心して乗る事ができます。
また、ロードバイクは可能な限り室内で保管して下さい。雨ざらしになる屋外と室内で保管するのとではあきらかに劣化スピードが違ってきます。
それでは、メンテナンスやパーツ交換を頻度が多い順に紹介していきます。
パーツ交換の頻度は走行距離で表しています。
この記事を書いている人
ロードバイクのメンテナンスやパーツ交換の頻度
- 空気圧点検
- 注油
- チェーン交換
- タイヤ交換
- ブレーキ・シフトワイヤー交換
- ブレーキシュー交換
- バーテープ交換
- オーバーホール
空気圧点検
頻度:1ライドごと
ロードバイクはママチャリとは全く別の乗り物です。
ママチャリでは空気が無くなってきたら補充すると思いますが、ロードバイクは毎回空気圧を点検して補充して下さい。
ロードバイクの空気入れは触った感覚で硬くなったら大丈夫という、アバウトな入れ方はNGです。タイヤごとに適正な空気圧が決まっているのでその空気圧になるように調整しなければいけません。適正な空気圧はタイヤを見れば分かります。
注油
頻度:500㎞
ここでの注油は汚れを綺麗に落としてチェーンにオイルをさす事を意味します。
天候や乗り方によってずれはありますが、500㎞の頻度で注油できていればコンポーネントの消耗も抑える事ができます。
ペダルを漕いでいる時にチェーンから「シャリシャリ」と金属同士が擦り切れる音が聞こえてきたら500㎞にいっていなくても注油してください。
注油のポイントは、チェーン全体にオイルを塗りたくるのではなくコマの部分に丁寧に1個ずつさしていきましょう。必要な部分以外にオイルを塗ると土やほこりがついて汚れやすくなってしまいます。
チェーン交換
頻度:3000㎞
チェーンは数あるパーツの中でも頻繁に交換する部分になります。
ロードバイクを漕いでいる時は常にチェーンは稼働しているので当然といえば当然ですね。
チェーンを交換するタイミングは走行距離3000㎞を目安にしてください。または、チェーンチェッカーを使って伸びを確認してください。
チェーンが伸びた状態で乗っているとライド中に切れて走行不能になってしまいます。それだけならまだしも、落車して大怪我にもつながる可能性もあるので早めの交換をおススメします。
タイヤ交換
頻度:5000㎞
交換時期は5000㎞を目安にして下さい。または、目視でタイヤの溝が減ってなくなっていると交換のタイミングとなります。
どちらも項目も乗る頻度が少なくてクリアしている場合でもタイヤは経年劣化しますので2年に1度は交換しましょう。
タイヤはご存知の通りに前輪と後輪で2本あります。
一般的に後ろのタイヤの方が傷みやすいのですが、交換は2本まとめて行うようにしましょう。
極端に後輪だけが傷んでいる場合や予算が厳しい時には、前輪のタイヤを後輪にセットして前輪のみを新しいタイヤにする事でかかるコストは半分で済みます。しかし、交換時期はその分頻度が上がるのでやはりまとめて行う事がベストです。
ブレーキ・シフトワイヤー交換
頻度:7000㎞
目安は7000㎞です。または、2年に一度は交換しましょう。
ワイヤーに関しても放っておくと千切れて事故につながりますので注意が必要です。
見て傷ついている箇所があれば分かりやすいのですが、「伸び」の部分では見た目では分かりません。違和感を感じたらすぐお店にもっていきましょう。整備のプロに見てもらい安全に乗れるように努めるのもサイクリストの心得です。
ブレーキシュー交換
頻度:7000㎞
ライドとともに減っていくブレーキシュー。これはリムとの摩擦が原因ですり減っていきます。
ブレーキシューにある溝がなくなってきたら交換のタイミングになります。溝があったとしてもライド中にブレーキの利きが悪いと感じたら交換してください。
よく乗るサイクリスト(1000㎞/月)は半年ごとに交換している人もいます。
バーテープ交換
頻度:8000㎞
バーテープに関しては最長8000㎞と考えて下さい。
見た目が汚れてくると交換時期が分かりやすいのですが、黒系のバーテープは汚れが目立ちにくいので気を付けて下さい。
バーテープはハンドルを握る部分になりますので汗がかなり付着してしまいます。
放っておくと汗の塩分でハンドルが大ダメージを負う可能性もあります。
また、バーテープを変える事によりドレスアップにもなるのでロードバイクのイメージチェンジにもなります。
オーバーホール
頻度:10000㎞
全てのパーツを分解して、隅から隅まで綺麗に掃除する作業になります。
高度なテクニックと知識が必要になるので必ずお店に依頼しましょう。
結構値は張ると思いますが必要投資です。ピカピカに生まれ変わったロードバイクをみると更に愛着がわくでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
ここでは代表的な部分を紹介しました。定期的なメンテナンスやパーツ交換の一番の目的は安全です。
乗っていて少しでも異変を感じれば、後回しにせずにすぐにお店に持っていきましょう。
今一度、乗っている自転車の状態をチェックしてみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございます。
関連記事
コメント