

本ブログ記事は、プロトピックを顔に塗った時の副作用を心配している人に向けた内容となります。
本記事で分かる事
- プロトピックが顔に及ぼす副作用
- プロトピックの効果
本題に入る前に自己紹介を少しだけ。
この記事を書いている人

ステロイドだけてはなく、プロトピックもガッツリと塗っていました。
特に顔に関しては。
ステロイドもプロトピックも現在は使用していません。壮絶なリバウンドを乗り越えて、今は毎日元気に過ごしています。
生まれたときから肌は弱い
学生時代はむしろ美肌
2015年、アトピー発症
顔はプロトピック・体はステロイドを毎日塗布(1年間)
2016年、脱ステロイド(顔以外)⇒リバウンド1回目
2018年、脱プロトピック⇒リバウンド2回目
2018年、阪南中央病院に入院
その後の小さなリバウンドはあるも現在は、元気!
それでは、プロトピックを顔に塗った時の副作用や、私がプロトピックを使用して感じた効果などを順にこのブログで紹介していきます。
どうぞ、最後までごらんください。
プロトピックが顔に及ぼした副作用とは?
お医者さんから、ステロイドと違ってプロトピックは、赤みや皮膚の萎縮(薄くなってペラペラになること)はないから安心してずっと使えるよ。
と言われた人も多いのではないでしょうか。
私のその一人で、10年間ずっと顔に塗り続けていました。
はたして本当に、ずっと使える薬だったでのしょうか。
答えは、NOでした。私の場合。
結論から言うと、10年目に入った瞬間にプロトピックでは調整することができないくらいに顔がグチャグチャになり辞めざるを得ない状況に。
長い10年の間で私が、プロトピックを顔に塗り続けて感じた主な副作用はこちらの5つになります。
プロトピックの副作用
- チクチクする痒み
- ニキビができやすい
- 風邪をひきやすい
- 糜爛(びらん)部分はNG
- 半永久的に塗らなければならない
それぞれ、順に紹介していきますね。
プロトピックが顔に及ぼした副作用①:チクチクする痒み
一つ目は、チクチクする痒み。
これは、塗り始めに出る副作用で、私は3日ほど塗れば慣れてきました。
常に顔を触っていないと、落ち着けなかった記憶があります。
人によっては、まるで火傷をしたかのようなヒリヒリ感に襲われて使用できなかったという人も…。
今思えば、正常な体の反応だったんだな~と感じますね。
このチクチク(ヒリヒリ)する痒みは、ほとんどの人が経験する副作用でしょう。
プロトピックが顔に及ぼした副作用②:ニキビができやすい
プロトピックが顔に及ぼした副作用の2つ目は、ニキビができやすいこと。
プロトピックは軟膏なので、油分が強く保湿能力も抜群。
もともと乾燥肌なのでニキビとは無縁だったのですが、冬にプロトピックを塗りニキビができた時は、少しビックリしてしまいました。
アトピー(肌荒れ)を治すためにプロトピックを塗ったのに、ニキビができてしまっては本末転倒。(汗)
しかし当時の私は、アトピーよりもニキビの方がマシの考えだったのでそれほど不満はありませんでした。
プロトピックが顔に及ぼした副作用③:風邪をひきやすい
3つ目の副作用ですが、風邪をひきやすい体質になってしまいました。
この副作用は、プロトピックを使用して9年ほど経った時から感じるようになりました。
というのも、プロトピックは免疫抑制剤なので風邪をひきやすくなるのは当然の結果。
風邪をひいてしまうと、体力が奪われ、肌の回復も遅れてしまいます。
それまでの私は、全く風邪とは無縁の元気なタイプ。
しかしプロトピックを長期使用していた9年目は、1ヶ月の半分以上は熱が出ている状態が続き辛かった思い出が。
プロトピックが顔に及ぼした副作用④:糜爛部分への塗布NG
プロとピックが顔に及ぼした副作用の4つ目は、糜爛部分への塗布NG。
糜爛部分にプロトピックを塗布してしまうと、治まるどころか一気に広がる可能性があるので止めましょう。
では、そうなった場合はどうするのか?
ステロイドを使用するんです。(笑)
おかしな話ですよね、ステロイドの赤みが嫌だからプロトピックを使用しているのに。
私は、プロトピックで効かない部分をステロイドで一旦落ち着かせるという皮膚科界隈のオペレーションは、プロトピックの副作用であると考えます。
プロトピックが顔に及ぼした副作用⑤:半永久的に塗らなければならない
プロトピックが顔に及ぼした副作用の最後は、半永久的に塗らなければならないこと。
つまり、途中で止めてしまうとまた炎症がぶり返してしまう状態がずーっと続いていました。私の場合。
プロトピックを塗るという行為が、長い年月が経つと普通であるという感覚に完全に陥ってしまっていました。
怖くないですか?
ワセリンのような保湿剤ではなく免疫抑制剤を毎日ずーっと塗り続けるってこと。
息絶えるまで、ずっとプロトピックが効けば私も使用し続けていたかも知れません。
しかし実際は、10年目で使用の限界を感じて止める事になりました。
止めると、離脱症状(リバウンド)も襲ってきます。
その内容は、こちらで詳しく書いています。
>>【保存版】脱ステ(脱プロトピック)の経過をブログで紹介!
プロトピックを顔に塗った効果
ここまで、プロトピックの副作用ばかり取り上げてきましたが、効果が全くなかったわけではありません。
ステロイドとは違い皮膚の萎縮をすることなく、顔の赤みがとれて一般の人と同じくらいにツルツルになったの事は、とても嬉しく感動しました。
最初は感じたチクチク感も、3日ほどすれば慣れ顔に塗るだけだったので、面倒くさいと思うこともありませんでした。
今でこそプロトピックは使用していませんが、使用してた20代の10年間。
プロトピックのおかげでそれなりに人生を楽しむことができたので、使ってしまったという後悔は全くありません。
そもそも、このプロトピックは使ってはいけない薬ではないので今使っている人もすぐに止めないと…と考える必要もありません。
私がプロトピックを止めた理由は、単純。
効かなくなっただけですから。
プロトピックは副作用を考える前に免疫抑制剤であること
5つ副作用を紹介した部分でも少し触れましたが、プロトピックは免疫抑制剤です。
免疫抑制剤とは…と詳しい説明は、お医者さんではないので書くことができませんが、皮膚の炎症レベルで使用するべきではない薬だと私は考えます。
ざっくりと免疫抑制剤は、臓器移植や癌の治療などに使用されるお薬で、その場面で期待される効果は抜群です。
しかし、クスリは逆から読むとリスク。
そう、素晴らしい効果が期待できる分その反動(副作用)も大きいものです。
ちょっとした肌荒れに、プロトピックを処方された場合は一度どういう薬が自分で調べることが大切です。
プロトピックに限らず、全てのお薬に対して言えることです。
まとめ:プロトピックは顔に使用しない方がいい
10年間プロトピックを使用してきて、良い部分も悪い部分も経験してきた私。
この経験から出した私の答えは、プロトピックは使用しない方がいい。
ぶっちゃけ、いきなり薬に頼らずに根本的なところから見直すべきです。
生活習慣であったり、普段口にする食事の内容であったり。
特に食事は、体を作るために最も重要な部分。
農薬や化学肥料が入っていない食材を私は取り入れるようにしています。
いかがでしたでしょうか。
私が顔に10年塗り続けたプロトピックの副作用を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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Yusuke
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